化粧品OEMのブログ

化粧品OEM製造の手順と製造コスト

オリジナルのドクターズコスメを展開したいと考える皮膚科・美容皮膚科・美容外科クリニックの皆さま。小ロットでの製造が可能なOEMは、在庫リスクを抑えながら独自ブランドを構築できる魅力的な手段です。とはいえ、「OEMって実際にどんな流れ?」「コストはどれくらいかかるの?」と不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ドクターズコスメのOEM製造に関心のある医療従事者の皆さまに向けて、OEMの基本的な手順と製造にかかる費用の内訳を詳しく解説します。成功のポイントやコスト削減のコツもご紹介しますので、初めてのOEM製造を検討中の方も、ぜひ参考にしてください。

OEM製造の流れを知ることで、全体像が明確になる

OEM製造の基本的な流れ

結論:

OEM製造は「企画 → 処方開発 → 容器・資材選定 → 製造 → 包装・納品」という一連の流れで進行します。

理由:

この手順を理解することで、計画的なスケジュール管理とスムーズな製品化が可能になります。特にドクターズコスメは医師の専門性を活かした成分設計が求められるため、処方開発のフェーズが重要です。

具体例:

ある美容皮膚科クリニックでは、ニキビ治療後の肌の回復をサポートする化粧水を企画しました。医師と開発者がカウンセリングを重ね、グリチルリチン酸2Kやアラントイン、CICA成分をバランスよく配合した処方が開発されました。処方決定後、容器の形状(エアレスポンプ)や外装(高級感ある白地+銀箔印刷)を選び、全体のブランドイメージを統一して製品化。

結論:

全体の流れを把握することで、開発から販売までの見通しが立ち、トラブルなく製品化を進めることができます。

小ロット製造がクリニックに適している理由

在庫リスクを抑えた製品展開が可能

結論:

小ロットでのOEM製造は、無理なく自院オリジナル化粧品を展開できる最適な方法です。

理由:

クリニックでは化粧品の大量在庫が難しく、売れ残りのリスクが高いため、初期ロットを抑えた導入が重要です。また、試験販売しながら改良できる柔軟性もあります。

具体例:

実際にある皮膚科では、最初に300本のみの保湿ジェルを製造し、患者にサンプル提供。その後のアンケート結果を元に処方と香りをマイナーチェンジして再販した結果、口コミで拡がり、月500本以上の販売実績に。

結論:

小ロットOEMは導入ハードルを下げつつ、高い柔軟性でPDCAを回せるメリットがあり、クリニックに非常に適しています。

化粧品OEMにかかるコストの内訳を理解しよう

コストの構成と最適化のポイント

結論:

化粧品OEMにかかる費用は「処方開発費」「原料費」「容器・包装資材費」「製造費」「デザイン費」「品質管理費」などで構成され、ロット数や仕様により大きく変動します。

理由:

特に小ロットの場合は容器の最低発注数(MOQ)や印刷の版代がコストに影響しやすく、トータルコストを左右します。そのため、仕様をどこまで絞り込むかが重要です。

具体例:

たとえば、美白美容液をOEMで製造する場合、以下のようなコスト例があります:

  • 処方開発費:5万~15万円(初回のみ)
  • 原料費:1本あたり150~300円(成分内容により変動)
  • 容器・パッケージ費:100本単位で1個あたり200~500円程度
  • 製造費・充填費:1本あたり100~200円程度
  • デザイン費(ラベル・箱):5万~10万円(初回)

これらを合計すると、初回は30万~100万円前後の初期投資が必要ですが、2回目以降は開発費やデザイン費が不要なため大幅に抑えられます。

結論:

コスト構成を把握することで、予算内におさめた最適な製品設計が可能になります。

OEMで失敗しないためのポイント

信頼できるOEMパートナー選びが成功の鍵

結論:

クリニックでの実績が豊富なOEMメーカーを選ぶことが、スムーズで失敗しない製品化の最大のポイントです。

理由:

医療機関向けの製品には高い安全性・信頼性が求められるため、医師監修製品の実績を持つOEM企業の方が的確な提案と処方設計が可能です。

具体例:

ある美容外科では、市販品では対応できなかったレーザー後の赤みケアを目的としたジェルをOEMで開発。臨床知見に基づいた成分(トラネキサム酸、ツボクサエキスなど)を使用し、術後のダウンタイムを軽減できる製品として高評価を獲得。院内での販売だけでなく、通販展開にも成功しています。

結論:

「ドクターズコスメ」ならではの専門性を生かすためにも、医療機関対応経験が豊富なOEM企業との連携が不可欠です。

パッケージ資材選びでブランディングも左右される

資材も含めた一貫提案ができるOEMを選ぶ

結論:

容器・ラベル・外箱といった資材選びも、製品の売れ行きやブランド価値に大きな影響を与えるため、OEM会社には一貫したサポート体制があるか確認しましょう。

理由:

とくに小ロットで対応可能な資材メーカーとつながっているOEM会社であれば、コストとデザイン性の両立が実現しやすくなります。

具体例:

小ロット対応のシルク印刷容器を採用したドクターズローションでは、シンプルながら高級感ある外観に仕上げ、患者満足度も向上。ブランドイメージと患者の「続けたい」という心理をつかみやすくなりました。

結論:

製品力だけでなく、パッケージデザインと資材の選定もトータルで設計することが、成功への近道です。

まとめ:化粧品OEM製造で理想のドクターズコスメを実現するために

  • 化粧品OEM製造は「企画→処方開発→製造→包装・納品」の流れで行われる
  • 小ロット対応なら在庫リスクを最小限に抑えつつブランド化が可能
  • 費用は処方開発・容器資材・製造・デザインなどの複合構成
  • 実績豊富なOEMパートナーを選ぶことが成功の鍵
  • パッケージ資材やデザインも製品の魅力を高める重要要素

OEM製造は難しく感じるかもしれませんが、信頼できるパートナーと組めば、スムーズに理想のドクターズコスメを形にすることが可能です。貴院のブランディング強化や保険外収益アップに、ぜひOEM製造をご活用ください。

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